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このサブリリースでは、かなりの数のバグフィックスに加え、先のリリースでは見落とされていた少数の小さな改善と最適化が施されています。概要:
MacOSX 10.7で、スーパーサーバーとスーパークラシックサーバーの起動に失敗するという重大なバグがありました。このバグは、トラッカー・チケットCORE-3589に記載され、このサブリリースのBug Fixes listにも載せられています。
WHEN文中でエラー条件のテストに使われるコンテキスト変数GDSCODEやSQLCODEに相当するコンテキスト変数SQLSTATEがPSQLで利用できるようになりました。
グローバル一時表(GTT)使用時のパフォーマンスを向上させる二三の改善が施されました。
トランザクションをロールバックする際、ON COMMIT DELETE ROWSオプション付きで生成されたGTTに加えられた変更の“取り消し”は、不要なオーバーヘッドだったため、回避されました。
グローバル一時表のガベージコレクションは他のアタッチメントでアクティブなトランザクションによって必要以上に遅くなっていました。このボトルネックは解消されました。
小さなチャンクの割り当てに関して、テンポラリ・スペース・マネージャに必要な最適化が施されました。
DELETE FROM MON$xxxやfb_cancel_operationのいずれの要求にも応じない他のトランザクションが終了するまで、トランザクションがWAITモードのまま果てしなく待機し続けるというような状況を回避するため、待機状態をキャンセルできるロックマネージャが提供されました。
クエリオプティマイザが実際のレコード圧縮比を推定することで、テーブル内に格納されたレコード数のより正確な推測が可能になりました。
リモートインターフェースにいくつかの小さな改善が施されました:
メッセージ・バッファ内の未使用のVARCHAR値のバイト数がゼロに設定されるようになりました。
SO_KEEPALIVEオプションをクライアントのTCPソケットに設定して下さい。
MON$STATEMENT_ID値の定数が監視中のスナップショットの間でも定数として維持されるようになりました。
このサブリリースでは、Linux/HPPAおよびLinux/Alpha向けのポーティングも完了しています。
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