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APIの変更

矛盾するTPBオプションのリジェクト
SQL_NULL定数の追加

クライアントライブラリに実装されるアプリケーションプログラミングインターフェース(API)に以下の変更が加えられましたので、注意して下さい。

矛盾するTPBオプションのリジェクト

API関数isc_start_transaction()isc_start_multiple()が“一緒にあるべきではない”トランザクションパラメータバッファ(TPB)アイテムの組み合わせをリジェクトするようになりました。

例えば、ゼロではないwait timeoutno waitオプションと矛盾します;また、no record versionは任意のトランザクション分離モードと矛盾します。本来のあいまいさについて、いくぶん恣意的で(そして恐らく不正確な)仮定を行う代わりに、エンジンはこのような組み合わせを無効としてリジェクトするようになりました。

詳細は、Firebirdエンジンの変更の章のトランザクションの診断の項を参照して下さい。

SQL_NULL定数の追加

SQL_NULL定数が導入されたことで、OR ? IS NULL句が認識され、“未知のデータ型”の例外を発生させることなく処理され、期待された結果を出せようになりました。このことは、XSQLVAR構造体がこの種のクエリに配置される仕方に影響を与えます。詳細は、DMLの章のSOME_COL = ? OR ? IS NULL Predicationの項を参照して下さい。

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