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Firebird 2.5.2リリース

改善点
コアエンジン
サーバークラッシュ
データ操作言語
コマンドライン・ユーティリティ
データベースの監視/管理
トレース/監査
サービスマネージャ
POSIX固有の問題
リモートインターフェース/API

バージョン2.5.2リリース以前に修正されたものとして、以下の改善とバグフィックスが報告されました:

改善点

CORE-3727    改善点 :: FirebirdのビルドシステムにCプリプロセッサフラグのサポートが追加されました。

A. Peshkovが実装しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3656    改善点 :: トレースAPIでスイープの情報がサポートされました。

V. Khorsunが実装しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3598    改善点 :: TRACEが、トランザクション終了後に起こるアクションの統計情報を生成するようになりました。

V. Khorsunが実装しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3539    改善点 :: TRACEに、実行時に発生したエラー(ロックコンフリクトやキー違反など)のログを取る機能が提供されました。

V. Khorsunが実装しました。

    ~ ~ ~     

CORE-2668    改善点 :: 自動スイープの開始時、firebird.logにログが書き込まれるようになりました。

V. Khorsunが実装しました。

    ~ ~ ~     

CORE-2666    改善点 :: リモートのバックアップ/リストアを実行するAPIが利用できるようになりました。

See also /doc/README.services_extension in your Firebird installation.

A. Peshkovが実装しました。

    ~ ~ ~     

コアエンジン

CORE-3877    ビッグエンディアンのプラットフォーム上で、関数CHAR_TO_UUIDとUUID_TO_CHARが正しく動作しませんでした。

A. dos Santos Fernandesが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3855    GLOBAL TEMPORARY TABLE ON COMMIT DELETE ROWSに書き込まれるBLOBが、既存のデータページに十分な空き領域がある場合でも、新しく割り当てられたページに配置されることがありました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3853    Firebird 2.5.1で作成されたデータベースをFirebird 2.5.0で使用する場合、“IS NULL”句に異なる評価が与えられることがありました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3844    検証が、特定の場合にインデックス破損の検出に失敗していました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3841    行が挿入された際のデータベースの破損が放置されることがありました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3825    トランザクションがisc_tpb_autocommitオプション付きで開始された時に、EXECUTE STATEMENTを用いたDDLを起動しようとすると、バグチェック287(“too many savepoints”)を生成していました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3799    AUTONOMOUS TRANSACTIONオプションと一緒に使うとWITH CALLER PRIVILEGESオプションが動作していませんでした。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3792    バッチ挿入のパフォーマンスが低下していました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3791    エンジンがRAMの容量より大きなデータベースで活発に作業している時にパフォーマンスが低下していました。

N. Samofatov、D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3761    BLOBをEXCEPTION文の引数として使用した時に変換エラーが起こることがありました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3730    関数isc_dsql_exec_immed2()がRETURNING句に入力パラメータの値を渡す際にそれを失ってしまいました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3722    IS NOT DISTINCT FROM NULLがインデックスを利用できる場合にそれを使っていませんでした。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3697    UNION句を含むビューからselectを実行する場合に文字列切り捨てのエラーが発生することがありました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3692    UNIQUE制約に関わっているカラムでNOT NULL制約を削除できませんでした。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3690    いくつかの曖昧なクエリに対して誤った警告メッセージが返されていました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3677    外部関数がエンベデッドモードで使われた時に発生することのあるバグによりユーティリティがエントリーポイントをエクスポートするのを防ぐ必要がありました。

Note

ISC APIをエクスポートする必要があるスーパーサーバーのバイナリは唯一の例外です。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3675    CREATE INDEXが複合インデックスでNULL値と空の文字列を同じもののよう扱っていました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3631    NULL値を持つ重複レコードが正しくチェックされていませんでした。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3610    一意なインデックスに重複キーを書き込むことが可能となっていました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3601    トリガを持つビューでTEXT BLOB charsetの不正な変換が起きていました。

A. dos Santos Fernandesが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3599    システムロールRDB$ADMINの削除が可能になっていました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3579    計算項目が後から作成された別のカラムに依存している場合にテーブルを削除できませんでした。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3557    削除中のテーブルに対するクエリのプリペア中にサーバーがクラッシュしていました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3490    名前付きカーソルの使用中に並列処理上の問題が起こることがありました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3238    GEN_UUID()にRFC-4122準拠のバイナリUUIDを返させること。

A. dos Santos Fernandesが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3092    ROW_COUNTが単体でのINSERT文の前にクリアされていませんでした。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-2457    UNICODE_CIコレーションが内部gdsソフトウェアの整合性チェックを引き起こしていました。

A. dos Santos Fernandesが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-1997    マルチレベルのコレーションを使用するマルチセグメントのインデックスへの外部キー処理が失敗していました。

A. dos Santos Fernandesが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-1992    エラー“bad BLR -- invalid stream for union select”が不適切にスローされていました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-927    ビュー内で使用されるプロシージャで、権限付与が動作しませんでした。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

サーバークラッシュ

CORE-3884    トレースが有効な場合、空のクエリのプリペア中にサーバーがクラッシュすることがありました。

D. Starodubov、V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3873    キャッシュへの書き込み中にディスクI/O違反が起こった場合、シャドウへの切り替え中にサーバーがクラッシュすることがありました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3834    派生テーブルでのNATURAL JOINの使用がサーバーをクラッシュさせることがありました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3814    Forced Writes offでのデータベースのシャットダウンの実行中にスーパークラシックサーバーがクラッシュすることがありました。

V. Khorsun、D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3636    トレースAPIがバージョン2.5.1のサーバーをクラッシュさせていました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3627    一意なインデックスを持つテーブルに行を挿入すると、アクセス違反でサーバーがクラッシュすることがありました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

データ操作言語

CORE-3807    マルチバイト接続の際にGROUP BY句内で文字列リテラルが使われている場合、エラー“Invalid expression in the select list”が予期せず発生することがありました。

D. Yemanov、a. dos Santos Fernandesが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3806    ORDER BY句内でサブクエリまたは計算フィールドがベーステーブルを参照している場合に誤ったデータが返されていました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3777    GROUP BYを使っている場合に予期せぬ“conversion error from string”のエラーが起こることがありました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3683    再帰クエリがエンベデッドなGROUP BY句を含んでいる場合、誤った結果が生成されていました。

A. dos Santos Fernandesが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3736    いくつかのテーブルで、読み取り専用権限を持つユーザーがWITH LOCK句を使い、そのテーブルの更新をブロックすることができていました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3611    同じカラム名が繰り返し現れるCTEまたは派生テーブルからの取得中に誤った結果が起こることがありました。

A. dos Santos Fernandesが修正しました。

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コマンドライン・ユーティリティ

fb_lock_print

CORE-3686    fb_lock_printの出力での“acquire blocks”と“mutex wait”のカウンターで不正な値(ゼロ)がレポートされていました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

fbsvcmgr

CORE-3658    fbsvcmgrユーティリティがISC_USER環境変数の値ではなくOSユーザー名でサーバーに接続していました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

fbtracemgr

CORE-3770    fbtracemgrユーティリティが全く活動していない時に55%ほどまでのCPU負荷を掛けていました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3769    fbtracemgrがCtrl-Cで中断された場合にメッセージ“Unknown tag (4) in isc_svc_query() results”が現れていました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

gbak

CORE-3875    gbakがパラメータの正しいチェックに失敗しており、-B “:を指定した場合、ランダムなデータベースをバックアップしていました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3802    Firebird 2.5.1で、データベースのバックアップからのリストア中にメモリを使い果たすことがありました。

A. dos Santos Fernandes、D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3733    gbakリストア中にシステムジェネレータの修復に失敗していました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3649    gbakが、すでに正常に閉じられた後でエラーが発生した場合でも、バックアップファイルを削除していました。

A. Peshkovが修正しました。

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gsec

CORE-3762    gsecがいくつかのエラーに対してゼロのリターンコード(“no error”)を返していました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

isql

CORE-3810    isqlで、“-pag 0”コマンドスイッチがSET HEADING命令を含むSQLスクリプトで使われた場合、ゼロ除算またはコアダンプが起きていました。

V. Khorsunが修正しました。

    ~ ~ ~     

データベースの監視/管理

CORE-3625    MON$IO_STATSが(ASTレベルで)非同期で実行されたページ書き込みを報告していませんでした。

D. Yemanovが修正しました。

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CORE-2286    PSQLモジュール内でのMON$CALL_STACKからのselectが、時々ゼロの行を返していました。

D. Yemanovが修正しました。

    ~ ~ ~     

トレース/監査

CORE-3860    トレースAPIの不完全なデータベースフィルタがサーバーをクラッシュさせることがありました。

V. Khorsunが修正しました。

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CORE-3845    重い”クエリが中断された時、その時間がトレース統計にゼロミリ秒として記録されていました。

V. Khorsunが修正しました。

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サービスマネージャ

CORE-3612    gfix関連のサービスが、isc_service_start()のステータスベクターのエラー値を失うことがありました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

POSIX固有の問題

CORE-3912    スーパークラシックサーバーで、変数INET_selectのGlobalPtr<>が欠けていたため、セグメンテーション違反が起きていました。

A. Peshkovが修正しました。

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CORE-3750    さまざまな上限の拡大がPOSIXではエラーを起こすことがありました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3721    マルチユーザーのサーバーで、ISC_変数が設定されていた場合、スタートアップスクリプト(/etc/init.d)がこれらを拾っていました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3646    Linux上で、FreePascalのマルチスレッドプログラムがバージョン2.5.xのクライアントライブラリを使っている場合にセグメンテーション違反が起こっていました。

A. Peshkovが修正しました。

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CORE-3609    オプション-tがfb_inet_server -hによって二度表示されていました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3607    Solarisで、RLIMIT_NPROC制限が定義されていなかったため、このプラットフォームでのsrc/remote/inet_server.cppのコンパイルに失敗していました。

A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3606    Solarisでのコンパイルの問題を回避するため、CまたはC++コンパイラを使うリンカコマンドが、それぞれCFLAGS、CXXFLAGSを適用する必要がありました。

A. Peshkovが修正しました。

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CORE-3605    GLOB_OPTIONSがCFLAGSとCXXFLAGSを混在させ、これらがプラットフォーム間で互換性を持つかのように見せていました;しかし、コンパイラ実装の違いにより、両者の違いが排他的となることがありました。

A. Peshkovが修正しました。

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Mac OS X Lion

CORE-3911    Mac OSXで、APIエントリーポイントBopenBLOB_openが見えなくなっていました。

A. Peshkovが修正しました。

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CORE-3786    Firebird 2.5.1のクラシックサーバー(32bit版)が、再起動直後、isqlでのデータベース作成中にハングアップしていました。そこでisqlをkillして操作をやり直すと今度は成功し、次の再起動まで再び失敗することはありませんでした。この問題は約90%の再現性がありました。

P. Beach、A. Peshkovが修正しました。

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CORE-3740    標準の64bitバイナリ版で、引数に153以上の要素を持つIN()演算子を使用するSELECTがクラッシュを起こしていました。これは、コンパイラで使われる最適化セット(フラグ -03)の問題であることがわかりました。

P. Beach、A. Peshkovが修正しました。

    ~ ~ ~     

CORE-3682    Firebird 2.5.1が第二のデータベースへのアタッチ中にハングアップしていました。

P. Beach、A. Peshkovが修正しました。

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リモートインターフェース/API

CORE-3819    データベース接続文字列内のポートアドレスに対するサービス名の解決が誤って実行されることがありました。

V. Khorsunが修正しました。

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CORE-3812    セッション中に膨大な数の主キーが削除および/または変更されている時、クライアントがデータベースへの接続を失うことがありました。

V. Khorsunが修正しました。

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CORE-3801    ステータスベクターで警告が二度現れることがありました。

V. Khorsunが修正しました。

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CORE-3778    接続のシャットダウン中にアクセス違反が起こることがありました。

V. Khorsunが修正しました。

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CORE-3732    データベースへのアタッチメントを閉じるとセグメンテーション違反を起こすことがありました。

A. Peshkovが修正しました。

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CORE-3569    CHAR(32767)が長さ32765でXSQLVARに現れていました。

D. Yemanovが修正しました。

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