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新たなスイッチの追加
POSIX版でのI/Oリソース負荷の低減

新たなスイッチの追加

NBackupに四つのスイッチが追加されました:

  -FE <ファイル名>   ファイルからパスワードを取得
  -Z                 バージョン情報の表示
  -?                 ヘルプ
  -D ON|OFF          ダイレクトI/Oの強制的なon/off
  
      
  • -FE :: 認証パスワードをファイルから取得する機能をサポートします。詳細は、この章の新しい-fetch_passwordスイッチを参照して下さい。

  • -Z :: 実行可能なnbackupの詳細なバージョン情報を表示します。

  • -? :: スイッチとオプションの使い方を簡単なリストで表示します。

  • -D :: オプションONで、ダイレクトI/O操作が有効になります;OFFで無効になります。デフォルトの設定は、以下の通り、OSとFirebirdのバージョンによって異なります:

    Windowsサービス対応プラットフォーム

    全てのバージョンでONとなります。

    POSIX

    バージョン2.0〜2.0.5、2.1〜2.1.2、2.1.4、2.5以降ではOFF

    O_DIRECTを利用できる場合、2.1.3、2.0.6ではONとなります;それ以外の場合はOFFとなります。利用可能な場合は、POSIX_FADV_NOREUSEも設定されます。

    Note

    O_DIRECTもPOSIX_FADV_NOREUSEも利用できない場合、エラーや警告は出ませんが、-D ONは何の効果も持ちません。

    Note

    新しい-Dスイッチのサポートは、このバージョンでのサービスAPIの変更の中にも含まれています。詳細は、Firebird APIとODSの変更の章のisc_spb_nbk_direct on|offを参照して下さい。

POSIX版でのI/Oリソース負荷の低減

POSIX版で、増分バックアップユーティリティnBackupのフルバックアップツールが大きなデータベースのバックアップの際にI/Oリソースを占有し、生産的な作業が停止してしまうという問題に対処するための改善が施されました。nBackupは、ディスクからの読み込みを行う前に、OSのキャッシュからの読み込みを試みるようになりました。これにより、I/O負荷はかなり低減されました。

Note

その“対価”として、高負荷状況下では、フルバックアップ完了までにかかる時間が10〜15%増加することがあります。

トラッカー・リファレンス CORE-2316

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